将棋駒の種類


将棋駒の種類

押し駒
駒木地にゴム印を押した物で、安価な大衆向けの駒です。スタンプ駒とも言われます。

書き駒
駒木地に、漆で直接書いた物で、書体には楷書と草書があります。天童の伝統的駒は本来 草書体の書き駒でしたが、現在ではほとんどが楷書駒になっています。源平駒、咲き分け駒、 朱書き駒などは、全国で唯一天童に伝えられる将棋駒です。

彫り駒
駒木地に字体を刻み込んだもので、黒彫り、並彫り、中彫り、上彫りなどの種類があります。
水無瀬、錦旗などの格式ある書体の駒は、「銘駒」と呼ばれています。

彫り埋め駒
彫り上がった駒に、何度も漆を塗り込み、水を使わずに研ぎだした後、平滑に仕上げた駒です。

盛り上げ駒
彫り埋め駒に、蒔絵筆を用いて文字を漆で浮き出させ、乾燥した後で、入念に磨いた駒です。
技術的にも最も難しい、最高級品の盛り上げ駒は、プロ棋士のタイトル線で使用されています。

置き駒
置物として需要があり、近年生産がのびています。
馬の字を左右逆にあしらった、左馬の置き駒が有名です。
 

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