1998/08/08
星賀光の
電網的ふしぎの旅
「えいちてぃーてぃーぴー」「だぶりゅーだぶりゅーだぶりゅー」「あどれす」「すらっしゅ」等という言葉が、テレビやラジオでも最近良く聞かれるようになった。これらの言葉は、すべてインターネットを通して見ることが出来るホームページの住所を表わす為に使われる言葉である。本当に最近はあたりまえのようになってきてしまった。 このインターネットだが、平成七年のウインドウズ95発売の頃から、驚異的な勢いで一般化してきた。「詳しくはインターネットで」とか「現在の様子はインターネットに掲示してあります」などというテレビは珍しくなくなっている。 これまで長い間、新聞などの紙メディアとテレビなどの映像メディアそしてラジオなどの音声メディアによる情報に慣れてきた私たちに、このインターネットというメディアはかなりの衝撃を与えてくれた。これまでのメディアと言えば、新聞社やテレビ局・ラジオ局などと大きな資本を持った会社が提供者として、私たちに情報を届けてくれていた。確かに真実であっても、本当に自分にとって大切な情報が届けられていたのかは甚だ疑問である。つまり情報もある人のフィルターを通ることで、加工されていたことは大かれ少なかれ事実と言えるのである。 ここで登場のインターネットだが、パソコンと電話回線を使った情報伝達は以前から存在していた。それらは商用ネットワークのNIFTY−ServeやPC−VANや自分のパソコンをホスト局にして行う草の根ネットといったパソコン通信であった。このパソコン通信も私書箱的な電子メールや、色々な情報交換が可能であった。でも、どうしても文字による情報が中心であり、初心者が使いこなすまでにはちょっとした努力が必要だった。 しかし、インターネットは文字の他に、絵や音で構成されることからマルチメディアと言われ、見た目にも利用しやすくなってきた。また、インターネット普及に伴い、星の数ほどのページが発表された。企業PRやカタログショッピング、様々なサービスの提供や相談室まで商売と密接に関連したページから、自分の日記や趣味についてのデータなど個人で開設しているページまで、世界中のありとあらゆるどんな事でもインターネットの上にある状態とも言える。 さてインターネットを見たいと思うならば、次の物を揃える必要がある。 1.パソコン これが無いと何も始まりません、但しテレビ組み込み型も登場しています。 2.ソフト インターネットを利用する為のソフトが必要です。インターネット・エクスプローラーとかネットスケープナビゲータなどが有名です。 3.モデム パソコンと電話を繋ぐ役目の機械です。 4.電話回線 これも絶対必要なものです。でももっと快適に使えるISDNや専用線などもあります。 5.プロバイダ インターネットに接続してくれる会社のことです。最近はパソコンにパンフレットがたくさん付いてくるようです。 さあ、これでインターネットの世界に出発できます。皆さんも思い切って電脳の扉を開いてみませんか? |