浮世話5

ヒゲよさらば!?

毎朝のヒゲ剃りが面倒だ・・・と、大半の男性は思っているのではないでしょうか?僕なんかは、理容師のくせに、無精髭で仕事をしたりしています(反省中)さて、そんなヒゲの話。
人の顔には、銅線と同じくらいの堅さと粘りと強さを持っていると言われています。その数約25000本!それらは、一年間に125〜150oという速さで伸びているそうです。現在、男性は一生のうち3000時間以上をヒゲ剃りに費やしているそうです。んんん、この時間を他にまわせたら・・・・。
歴史的に見ると、古代エジプト人が、アゴヒゲや頭を剃っていたということが知られています。この風習は、白兵戦で的に髪の毛をつかまれないための防衛手段として、アレキサンダー大王統治下の紀元前330年頃には、ギリシャ人やローマ人の間にも広まったといいます。その後、剃毛の風習が徐々に世界のほとんどの地域に浸透していきました。
そんな、昔からヒゲ剃りの文化は、永遠今まで続いてきたのですねぇ〜!いくら、脱毛の時代がこようとも、男性のヒゲとの闘いは終わることはないのでしょうね。ヒゲはファッションの一部と認可されているし、敵にするなら味方につけますか・・・・!?


悩める20代・・・

面白い情報を入手しました。某カツラメーカーの世代別顧客の割合です。
な、な、な、なんと顧客の半分を占める57%で、堂々の一位は「20代」でした。自分は、もっと上の世代がほとんどを占めていると思っていたので、びっくりでした。
ちなみに、二位は30代の22%、三位が40代で8%でした。若い世代の方が悩みが深刻ということでしょうね・・・・。確かに、現代はストレス社会で、薄くなる可能性もたくさんあるし、ハゲる年齢層が下がってきているのも事実です。自分の同級生だってピンチの人が何人もいます。(誰とは言ってないよ)
正直、カツラメーカーさんは、数年前までウハウハ状態でした。ヘアカウンセラー(これは別に国家資格とかではありません)と名前の付いた人は、若干二十歳でベンツを乗れるくらい儲かっていたそうです。そのかわり「近所にバレないように、夜中に来てくれ」とか言われ、仕事時間はオールタイムだったそうです。余談ですが、社用車やふうとうなどには、社名は一切記入されていないそうです。当たり前だよね・・・アデ○○○とかアートネ○○○のネームが入った車が家の前に止まっていたら、それは近所で噂になるよ!!


麻呂でごじゃる

最近シェービング(顔剃り)をしていて思うのですが、10代〜20代の男性はキレイに眉毛を手入れしていますね。キレイに整えているテクニックにはびっくりです。書いている人もいるし・・・。
以前は、太くて濃い眉毛が男性的で良いとされていましたが、現在は必ずしもそれが良いとは限りません。むしろ、細い眉毛が数年前からベーシックとされてきています。
タイプ分けすると「ナチュラル型」「ストレート型」「アーチ型」「鬼眉型」などに分類されます。

「ナチュラル型」・・・基本形で、どの顔にも対応でき、やわらかい感じがだせる。
「ストレート型」・・・・太く、一本筋が入ったような眉。力強く、男らしさをアピールできる。
「アーチ型」・・・・・・細い弓のような眉。ユニセックスな感じをだすのに最適。
「鬼眉型」・・・・・・・斜めに一直線にあがる眉。短めが基本だが、ヤンキー系に見られることもあり。

眉の形によって、顔のイメージがガラリと変わることもあるので、手入れは以外と大切なのかもしれませんね。でも、みんな同じような眉毛じゃ個性化の現代は生き残れません。やはり、トレンドは「麻呂眉型」でしょう。公家系の丸眉で、あなたもイケメン・・・・って古いか!?


愛しのアイリーン

「ウイッグ」ってご存じですか?一般的にはカツラの事ですが、理容業界で言うウイッグとは、カット練習で使用する、頭だけの人形のことを指します。
ヘアサロンに飾ってある頭だけの人形を見たことはありませんか?そう、あれです。数年前は、橋の下に十数個並べて捨ててあって、ワイドショーでは「何かの宗教的儀式か・・・?」なんて騒がれていましたが、何のことはない、ただ捨てるのに困って橋の下に捨てただけでしょう。
確かに、あんな物がその辺に捨ててあったら、そりぁ不気味ですよねぇ〜。でも、理容師達は、ロングヘアからショートヘアになるまで、数回に分けて練習で使用し、常にそのウイッグと向かい合っているので、いつしか愛着がわいてきます。ですから競技会にチャレンジしている人達は、そのウイッグに名前を付けている人が多いのです。ちなみに自分は、女性用ウイッグは「アイリーン」、男性用は「ボブ」と名付けていました。コンテストの前の日は、いい結果が出せるよう、必ずその人形にキスをしていました。
そんな理容師達を「変態」とは呼ばないで・・・・基本的には外人の名前を付ける事が多いですが、年輩者のベテラン理容師は「太郎」と「花子」が多いと聞きます。(本当かは未確認)