「シックス・ディ」

監督 ロジャー・スオイテッスウッド  主演 アーノルド・シュワルツェネガー トニー・ゴールドウィン

昨年に引き続きのシュワちゃんの正月映画。相変わらずのイマイチかな・・・どうも、シュワ映画だと期待を持ちすぎるのがよくないのか、なんか感想は「ふ〜ん」って感じでした。なんか、ストーリーも読めたし・・・このままだと、一時のスタローン状態になってしまいそう。そういえば、先日セクハラでも訴えられたし、どうするの?シュワちゃん!!!やはり「ターミネーター3」に賭けるのか、でもそれも、なんか女性のターミネーターが主役らしいとの噂があるけど・・・。
正月に、のんびりと見たい映画としてはいいんじゃないかとは思います。


「バトルロワイヤル」

監督 深作欣二  主演 藤原竜也 ビートたけし

よっ、待ってました。とにかく見たかった。小説を読みましたが、とてつもなくハマりました。これほど興奮した小説は近年ありませんでした。
そんな原作に加え、深作監督にたけしがからむ。最高のメンバーです。映画は、原則とは多少「教師キタノ(たけし)」の設定に変化がありましたが、それはそれでよかったと感じています。やはり、深作監督が、原作を読んで「この役はたけししかいない」と豪語しただけあってよかったなぁ〜。
ちなみに、たけしが監督をするきっかけを作ったのは深作監督ですよ。「その男凶暴につき」の最初の監督は深作さんでした。それが、松竹とのトラブルで降板し、その時のプロデューサーだった奥山和由がたけしにやってみないかと押し、監督をする運びとなりました。
ガタガタうるさいく言うオヤジがいましたが、なんのその!チャンスがあれば見てください。確かに、どう感じるかはその人次第ですが・・・・。


「ゴジラ×メカギラス」

監督 手塚昌明  主演 田中美里 伊武雅刀

とりあえずは昔からファンなので速攻見てきました。だって、子供達が休みに入ると、劇場がうるさくなって見た気がしないから・・・。
今回は田中美里がいいですね。闘う女のイメージはちょっと無理があるけど、それが前戦で死んだ隊長の意志を継ぐため、そして愛のために・・・それなら許せます。個人的にも美里ちゃんはファンだし。すごいのなんのって、ゴジラにしがみついちゃうんだもん!!さらに、渋谷は水没するし・・・設定は面白いです。政治的背景も楽しめます。なんたって、壊滅された東京の変わりに、首都を大阪に移してあるという設定ですが、大阪城の後ろに国会議事堂があるんです。でも、それはないでしょう・・・××
でも、対戦怪獣がダメですね。キングギドラを越えるものは出てきませんね。その辺はがっかりです。


「漂流街」

監督 三池崇史  主演  TEAH 吉川晃司

これも小説が面白いから大丈夫でしょう・・・と、言っても原作からかなり離れているとの事。でも、この原作は読んでいなかったから、別にどうでもいいことでした。とりあえずは、ミッチーの演技ぶりと、復活の吉川を見たかった。二人ともいい味だしていますよ。ミッチーのちゅぅごくマフィアもいいし、吉川のキレたヤクザもいいッス!
映画としては、そんなにたいしたことはなかったけど、俺的には好きな映画です。こいういドンパチのイケイケムービー・・・しかも、とんでる系は大好きです。正月の深夜とかにテレビでやるムービーとしては最高です。裏を言えばゴールデン向けではありません。私の言いたいこと解ってくれますか?
今後の三池監督作品と、ミッチーと吉川に期待◎


「ホワット・ライズ・ビニース」

監督 ロバート・ゼメキス 主演 ハリソン・フォード ミシェル・ファイファー

個人的には、こういう映画は好きではないのですが、ただの幽霊映画ではなく「謎」があるらしいので見に行ってきました。いやぁ〜怖かったです。何が怖いかは秘密。
幽霊がらみの映画ですが、ヒッチコックへのオマージュらしく、ただのホラーではなく、一流のサスペンススリラーに仕上がっているので、映画的には面白いでしょう(でも、俺は苦手だな・・・怖い〜)
結末は証さないで・・・と、言うように、そこがおもしろさです。全体的にまとまりがなく、はじめキーワードなどが見えにくいので、しっかりと見ておいた方がいいかも!?最後には、意外な結末に導かれているはずです・・・。


「風雲ストームライダース」

監督 ・・・・・・・ 主演 千葉真一 ・・・・・

山形にできた新しい映画館のイベントで、100円払って入場し、見終わってから自分の判断で値段を決め支払うという、そういうシステムで見てきました。
なので情報は全くなし。以前雑誌で千葉真一の悪役が好評と書いてあったので、100円だし・・・と、見てきました。
ゴールデンハーベストの香港映画で、ワイヤーアクションとCGを駆使してあり、なんていうかな・・・ゲーム感覚の映画かな!?俺は笑っちゃうほど楽しんだけど、一緒に行った仲間はあきれかえっていました。でも、子供的無邪気に楽しんでみたら、これほど楽しい映画はないとおもうけどなぁ〜。映画的には、あまり語りたくはないけど・・・・。
ちなみに、僕はその後アンケートを書いて、レンタルビデオ価格と同等として500円払ってきました。


「チャーリーズ・エンジェル」

監督 マックジー  主演 キャメロン・ディアス ドリュー・バルモア

予告を見ると期待してしまいますよね。007の女性版のような・・・でも、そうではなかったです。なんかお色気重視って感じでした。男性的にはOKだけど・・・。もう少し内容があった方が良かったという気もします。たぶんシリーズ化するんだろうけどね(そういう話もでているらしい。でも、あの三人の仲が悪くて難航中とか?)
ワイヤーアクションも定番になってきたけど、あまりにも現実離れしてしまうとイマイチになってしまいますね。あの系統でいくのなら「コメディ路線」をもっと全面にだして、お色気コメディアクションで勝負したらいいと思います。それなら納得の映画です。


ちょっと一言!

最近、面白い映画の価値観が違ってきたのか、周りの友達との映画評がズレてきました。自分が面白いと感じる映画はみんなに不評で、周りで騒がれているのは自分的には×だったりと・・・。
その一番は「X−メン」でした。自分としては、アメコミ映画はバットマンで痛手を受けているため、ほとんど期待はしていませんでした。でもX−メンにかけては、ストーリーも良かったし、主人公もかっこよかったし、次につながる要素もあり、そして、人類が今後抱えていくだろう問題のテーマもあり、娯楽映画としては最高に面白いと感じました。でも、周りでは不評が多かったです。
ムムムッ、あまりズレると人に薦められなくなりますよね・・・よく、自分は「面白い映画を教えて」と人に聞かれます。最近は自信をもって言えなくなりました。趣味や系統を聞いてからじゃないと「万人ウケ」する映画ってそうそうないですし・・・。
2000年の映画で言うと
「シュリ」を薦めたら「難しくて、よく解らない」との答え。女性からは「闘いのシーンがグロテスクでイヤ」
「007」を薦めたら「くだらないので一度も見たことない」
「シックスセンス」を薦めたら「ホラーは苦手」
んんん、頭をかかえてしまいます。
ちなみに、ビデオでなら「ザ・ハリケーン」「レインディアゲーム」「英雄の条件」はお薦めです。僕の意見を信じるかどうかはあなたにお任せします。


劇場で見てきた映画(2000)

「007 ワールド・イズ・ノット・イナフ」「御法度」「エンド・オブ・デイズ」「ゴジラ2000 ミレニアム」   「ファイト・クラブ」「ワイルド・ワイルド・ウェスト」「シックス・センス」「WHO AM I ?」「梟の城」 「ディープ・ブルー」「シュリ」「ダブル・ジョパティー」「アンナと王様」「グリーン・マイル」「ケイゾク」「マーシャル・ロー」「海の上のピアニスト」「ミッションインポッシブル2」「パーフェクトストーム」「ホワイトアウト」「U−571」「レインディアゲーム」「TAXI2」「60セカンズ」「X−メン」「英雄の条件」「スペース・カウボーイ」
「キッド」「ザ・ハリケーン」


「シュリ」

監督 カン・ジェギュ  主演 ハン・ソッキュ キム・ユンジン チェ・ミンシク

実にすばらしい映画でした。お気に入り映画ベスト5に入ります。
南北分断という重いテーマの裏に愛を盛り込み、もう涙、涙・・・なんとなく、色んな意味で心にしみいる映画でした。北朝鮮のリーダーが、クライマックスで、自国の現状を嘆き叫びます。「死んだ子供の肉を食らう親の気持ちが解るか!ハンバーガーとチーズで育ったお前達に解るまい!!」彼等は、悪ではない・・・そう感じました。
また、祖国を思うあまりに対立する二人、お互いに銃を向けあい、引き金をひく・・・その気持ちを考えたら、またまた涙。ラストも良かったです。タイタニックでは泣かなかったけど、今回は心にナイフを突き立てられた感じで、なんともせつなく涙が溢れ、なんとも考えさせられる映画でした。
色々な人に薦めたけど、以外と女性ウケは悪かったのが気になります。リアリティあるガンアクションのほうが目に留まりすぎ、そういう状況下での愛というものに共感できなかったのかも・・・。平和的な日本で過ごす女性達には理解しがたかったですかね・・・ざんねんです。


「ダブル・ジョパディー」

監督 ブルース・ベルスフォード  主演 トミーリー・ジョーンズ アシュレイ・ジャッド

二重処罰の禁止という意味が「ダブル・ジョパディー」というらしい。またまた聞き慣れない言葉である。トミーリーがでているということで、期待はしていたけど、そこそこの映画でした。発想と内容は面白そうでしたが、なんかあっさり終わったなって感じです。
でも、ビデオで見るならお薦めします。B級っぽさはないので、のんびりしながら家で見たら、いい映画かも・・・。そうすると、日曜洋画劇場あたりで、吹き替えでみるなら最高という表現が適切かな!?


「アンナと王様」

監督 アンディ・テナント  主演 ジョディー・ホスター チョウ・ユンファ  

期待はしていなかったのですが、いい映画でした。やはり原作がいいのでしょうね。スケールムービーと称して、制作費のすごさ(もちろんお城のセットとか装飾品とかに金をかけたと思うのだが)ばかり、宣伝されていたが、何と行ってもジョディーとチョウの良さですよ。頑張っていますね、アジアの星のチョウ・ユンファ!!!!「男達の挽歌」から大ファンなんですよ、俺は・・・。
人間ドラマとして、とてもいい映画でした。ラストのお互いの思いをよそに別れていくシーンなんか最高ですよ。


「グリーンマイル」

監督 フランク・ダラボン  主演 トム・ハンクス

なにせ俺は「ショーシャンクの空に」は本当にいい映画だと思っています。人にも、よく薦めています。その監督の作品となれば、期待せずにはいられない!そして、スピルバーグは4回泣いたとのこと、益々期待が膨らみました。
しかし、その過剰な期待のためか、今回はそんなには泣けなかったし、あまり心にも残らなかったかな・・・これから見る人はすみません。期待を削ぐような意見で・・・。
でも、いい映画ではありましたよ。三時間は長くはなかったです。原作のスティーブン・キングは、ホラーからサイコからヒューマンドラマまで手がける、本当すごいて゛すよ。
びっくりするところがあるので、ねずみには注意を・・・。


「ケイゾク」

監督 堤幸彦 主演 中谷美紀 渡部篤郎  

テレビでは、新感覚でひじょうに面白かったです。特に渡部篤郎のキレた演技は大好きでした。コメディータッチもありながら、ミステリアスな雰囲気を漂わせる、映画はそんな感じでした。でも、正直言えば、最初のトリックだけでも良かったかな・・・最後の幻惑的なシーンはちょっと退屈でした。眠くなったよ。さあ〜て、これからどこにケイゾクしていくのか・・・テレビ版のパート2も見てみたいです。
それはそうとパンフレットもケイゾク的でした。何が何だかわからない???ビジュアル的に見るのだろうか?細かいところにはローマ字的に資料は書いてあるではあるけど、パンフとしては使い物にならないよ!!


「マーシャルロー」

監督 エドワード・ズウィック 主演 デンゼル・ワシントン ブルース・ウィルス

豪華スターの共演だし、予告編を見て期待はしていたけど、ちょっとイマイチかな!?
少し難し過ぎたというのもあるかもしれない。テロというものにあまりなじみのない自分には、すんなり理解できない部分が多かった。戒厳令というのも、日本ではないしね・・・アメリカでは絶賛されたらしいが、やはりシュリと同じく、平和ボケしている日本人には、受け入れられがたい作品なのだろうか?劇場も小さい所だったし・・・。
色々な人種や民族を越えての作品のような気がしたので、もう一度、その背景をパンフなどで理解してから、じっくりみれば、いい作品なのかもしれない。
CIA・FBI・軍隊との3つの絡み合いが面白いとのフレーズもあったけど、それも、しがらみを詳しく知らない自分達にとってはいかがなものかと・・・・


「海の上のピアニスト」

監督 ジョゼッペ・トルナトーレ  主演 ティム・ロス メラニー・ティエリー

トルナトーレ監督といえば「ニューシネマ・パラダイス」良かったですねラストシーン・・・おもわず、ほろりと涙でしたよ。ニューシネは、はじめはあまり興味のない映画でした。ネットフレンドの方に薦められてビデオを見ましたが、当たりでした。
その監督の作品となれば・・・・内容も面白そうだし、ティム・ロスも抜群・・・・とは、やはりすんなりいかなかったです。最近、期待しすぎてダメというのが多いですな、自分的には・・・。そこそこ良かったし、なんといっても曲も良かったのですが、いかんせん間延びしていたように感じました。ピアノの曲がいいものだから、益々眠気を誘う。最後はなんかうつろで見ていました。いい曲が多かったので、サウンドトラックは買う価値はあると思いますよ。


ちょっと一言!

今回の掲載の映画のコメントは、ちょっと辛口ばかりでした。色々と映画を見ていると、最近はマンネリとCGに頼りすぎたくだらない映画ばかりで残念です。
アクション好きなのですが、毎度ハイテクを駆使したテロリストとかに核燃料を奪われて、それを取り返す・・・みたいな脚本に飽き飽きです。やはり、原作がしっかりしていないと映画は面白くないですよね。どんでん返しとか、アッと言わせる結末とか、そういうのに最近は惹かれます。(例・シックス・センスのラストとか)
それか、ワンシーンでもいいから、心に残るシーンがあるとか・・・(シュリのラストで二人が銃を向けあうシーン。マトリックスのビルに乗り込んでからの銃撃シーンなど)
とかなんとか言っても、結局アクション系が好きで、バンバン撃ち合うような、ジュン・ウーのM2に期待しています。