浮世話1


女性ばかりの理容室

東京の某大学の前に「女性ばかりの理容室」というのがあります。要するにスタッフが全員女性だということを売りにしている理容室なのです。ちょっと男心をくすぐりますよね。しかし、実際にその理容室に入ってみると「女性ばかり」に間違いはないのですが、全員お年をめした女性ばかりなのです。よく看板に騙されて大学生が入っていきますが、自分の母親より年上の女性がでてきてがっくり・・・。とある大学生は怒って「看板に偽りあり」とその店の立て看板の「女性ばかり」をマジックで消して「ババァばかり」に訂正してきたそうです。恐るべし大学生!!そうとう期待して入ったんだろうね。


カレー理容室

五年以上昔の話ですが、以前東京の池袋にカットをするとカレーをサービスで食べさせてくれる理容室がありました。保健所が認可をおろすとか、おろさないかとかで大変話題になり、オープンした時に新聞や雑誌などで話題になりました。現在、話が全然聞こえてきませんが、はたして「カレー理容室」はどうなったのでしょうか?理容室でカレーというこのミスマッチ、お客さんの判断はいかに!


壊さないでください・・・

理容室のシンボルとも言えるくるくると回っている「サインポール」ですが、あれって結構壊されます。酔っぱらいの仕業か心ない人のイタズラなのか、倒されていたり、ケリを入れられ割れていたりと・・・。うん〜、でも気持ちはわからないでもない。あれってけっこう目立つし、道路に飛び出て立っていたりと邪魔になるときが正直あります。そうそう、不二家のペコちゃんや、薬局のサトちゃんを見ると、頭をひっぱたきたくなる気持ちと同じですよね・・・。おっと、理容師としてはそんなことは言っていられません。サインポールはとっても値段が高いんです。小さいものでも数十万円もするんです。ですからイタズラしないでくださいお願いします。と、うちの店のサインポールにつけられていた噛み終わったガムをとりながら感じました。


ふろしきの中身は・・・?

とある店での話。東南アジア系の男性がカットしに来店され、飛行機に乗るのでいそいでカットしてほしいと片言の日本語でオーダーされました。手荷物はふろしき(緑色のモロ日本製の物)ひとつだったので、カウンターでお預かりし、早速カットに入りました。30分で仕上げて料金を言うと、お客様はふろしきを開けてひろげました。なっ、なんとふろしきの中身は全て一万円札の束!!ひろげたふろしきから崩れ落ちてくる位の札束!!百万円の束で数十束あったので、その金額はおよそ3000万円位だったと思います。お客様は、その札束の一つから一万円札を一枚抜き取りスタッフに渡しました。そんな大金をそのままふろしきで包んでいるなんて・・・。なんか怪しくないですか?


ウーロン茶で育毛

ある本にこんなことが書いてありました。とある人が「中国人が油っぽい中華料理を食べても太らないのは、ウーロン茶で油分を流しているからだ」という話から「頭皮の脂質もウーロン茶で流せるのでは?」と考えたそうです。実際にその人はウーロン茶での洗髪を試したそうです。まず、ウーロン茶で髪を洗い、さらにシャンプーで洗う。その後リンスの変わりにまたウーロン茶を頭にかけて時間をおいて染みわたらせる。この方法を数ヶ月続けたところ、なんと薄かった頭に産毛が生えてきたそうです。さらに続けたら、その毛がしだいに太くなっていったとのことです。本当なのかなぁ〜。さらに彼の話ではS社のウーロン茶が一番いいという結論もでているそうです。騙されたと思ってやってみてもいいかも・・・。でも僕なら風呂場にウーロン茶を持ち込んだら、頭にかけるより飲んじゃうだろうな。